【割と自由】フリーランスエンジニアの休み事情【投資としての休息法】

フリーランスエンジニアになっても、ちゃんと休めるの?忙しくない?

フリーランスで独立することを目指す際、中には「とてつもない激務なんじゃないか…」と不安になる人もいます。

ただ実際は、フリーランスエンジニアでも比較的休みは自由にとれますし、正社員より休みの調整がしやすいです。

この記事では、フリーランスエンジニアが休みを自由にとれる理由休日を有効活用して収入UPさせるコツまでお伝えします。特に「休日の使い方」はライバルと差をつける良い機会なので必見です。

フリーランスエンジニアの休みは割と自由にとれます

フリーランスエンジニアでも休みが自由にとれるのは「契約」に理由があります。

【理由】稼働時間での契約だから

フリーランスが仕事を始める際は、基本的に契約を結びます。

フリーランスには2種類の契約形態がある

フリーランスには下記2種類の契約があります。

  • 請負契約(仕事の「成果物」を評価する契約)
  • 準委任契約(仕事の「過程」を評価する契約)

フリーランスで休みが取りづらいと思われる原因は「請負契約」のケース。請負契約は労働時間がいくら多くても、成果物が完成しない限り報酬が貰えないからです。

ただ、基本的にフリーランスエンジニアは「準委任契約」で仕事する場合がほとんど。

準委任契約の場合、契約書に記載された稼働時間を基準に働けば、基本的に報酬が貰えます。つまり、稼働時間を超えたらその分休みで調整するといった働き方もできるのです。

準委託契約における「精算時間」の注意点

準委任契約では「精算」に注意する必要があります。

精算とは、契約書に記載された稼働時間の基準を上回った場合は報酬が上乗せされ、下回った場合は報酬が引かれる「報酬額の調整」の事を指します。

稼働時間は通常「〇〇時間」ではなく「〇〇〜〇〇時間」と一定の範囲(精算幅)が決められており、一般的には「140〜180時間」の場合がほとんど。

ここで注意すべきなのは「140〜200時間など精算幅が広い」もしくは「160〜と精算幅の下限が高い」ケース。「広い精算幅」や「精算幅の下限の高さ」は、それだけ多く稼働する可能性があるからです。

休みがとりづらい現場ならはやめに変えるべき

案件をこなす中で、なかなか休めない現場に入った場合、はやめに次の案件を探した方が良いです。休みが少ないと、健康にも良くないですし、自己投資の時間も減るからです。

フリーランスは基本的に「未来」に目を向けなければなりません。
※目の前の忙しさに追われるだけだと、自分の将来価値を上げにくいです。

未来の自分のためにも、キチンと休みがとれる案件を選びましょう。

カンレン:フリーランスエンジニアが週3の案件を獲得する方法

「休む時間=投資の時間」にすると未来は明るい

フリーランスはしっかり休んでリフレッシュし、メリハリのある生活を送るのが大事。

ただ「休み=完全な休息時間」とするのは、少しもったいないです。

フリーランスエンジニアが休みの間にやったほうがいいこと

フリーランスとして準委任契約で働くのは、労働力を売って対価を得る「労働集約型ビジネス」です。つまり、常に働き続けないと収入が無いということ。

フリーランスは生活保障があるわけではありません。そこで、休む時間を「未来の種まきの時間」として将来の価値を上げる事に使いましょう。

そのためには、下記3点を意識してください。

  • 技術力・付加価値の向上
  • 新しい収入源の構築
  • ブログ、SNSでの情報発信

技術力・付加価値の向上

業務で使う言語の知識を深めたり、新しい言語・技術の習得に時間を多く割くエンジニアは沢山います。ただ、多くの人がやっている事だけでは差別化できません

希少価値を生み出す上で重要なのは、技術を「付加価値」も意識して身につける事です。

■フリーランスエンジニアにおける付加価値とは何か?

どんなクライアントも、基本的には下記2つを実現したいと考えています。

  • 売上を上げる
  • コストを下げる

つまり、2つに結びつく付加価値さえあれば、フリーランスエンジニアとしての収入は上がりやすくなるということ

例えば、私はフロントエンドエンジニアですが「ユーザーの申し込み率を上げるためのUI/UXデザイン、グロースハック」を学んでいます。申し込み率が上がれば、結果的に「売上が上がる」からです。

一方「コストを下げる付加価値」の例としては「少ない費用で効率よくアクセス処理できるインフラを構築できる」などが挙げられます。

このように2点を意識すると、クライアントにとって本当に価値あるスキルを効率よく身につける事ができます。

■自分の「能力の輪」を考えて付加価値をつけていく

世界で最も有名な投資家ウォーレン・バフェットの言葉に「能力の輪」というものがあります。自分の可能性を拡げる領域を決めて、それ以外は手を出さないということです。

「能力の輪」の考え方は、エンジニアの世界でも重要。

限られた時間の中で効率よくスキル習得するなら、今持っている技術に1.5倍+αした知識・スキルを付け加えるのが大事。手を広げ過ぎず「選択と集中」で付加価値をつけていきましょう。

新しい収入源の構築

フリーランスとして貴重な時間・労力をかけて手に入れたスキルやお金は、新しい収入源となる「資産」に変えましょう。資産があれば、フリーランスの労働集約型ビジネスへ依存せずに済むからです。

資産をつくるために必要な投資には大きく分けて2種類あります。

  • 事業投資(Webサービス開発etc.)
  • 金融投資(個別株投資、投資信託etc.)

スキマ時間に2種類の投資を行う事で、新たな収入源を将来もたらしてくれます。

■新しい収入源を構築する際のポイント2つ
  • 本業に支障をきたさないこと
  • 本業に関連性があること

例えば、収入源を増やす目的でデイトレードやFXなど本業と全く異なる事をする人もいますが、基本的にオススメしません。チャートが気になり、本業がおろそかになるからです。

本業での信頼や収入を失えば本末転倒なので注意しましょう。

また、どうせなら本業に関連性があることで収入源を増やすのがオススメです。エンジニアなら、個人でWebサービス開発をすれば、本業でのスキルも活かせますよね。
※Webサービスの個人開発については個人開発の教科書で詳しく解説しています

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ブログ、SNSでの情報発信

ブログやSNSは一度情報発信すると一気にネットの力で拡がります。言い換えれば、情報発信はネット上に自分の営業マンを増やすのと一緒

どれだけ優れたスキルを持っていても、認知されなければ意味がありません。

だからこそ、フリーランスは集客効率の良い経路としてブログ・SNSも始めつつ、常に認知拡大を意識すべき。選ばれる理由を考え続けるのがフリーランスの宿命です。

» 【コスパ最高】フリーランスエンジニアは名刺よりブログを持つべき理由

フリーランスエンジニアは休みを戦略に活用しよう

フリーランスエンジニアは割と自由に休みをとれます。

なるべく休みの時間は下記3つを行う時間としても活用しましょう。

  • 技術力・付加価値の向上
  • 新しい収入源の構築
  • ブログ、SNSでの情報発信

1つずつ積み重ねていけば、今よりもっと少ない労働時間でより大きな収入を得る事ができますよ。

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