【やらなきゃ損】フリーランスエンジニアがすべき3つの投資【真の安定を手に入れよう】

フリーランスエンジニアになると収入は格段に上がります。しかし、稼いだお金をただ貯金しても、貯めたお金以上は増えず、もったいないです。

では稼いだお金をどうすべきか?というと「投資」に回すべき。

私たちは投資を通じて、将来お金を生み出す「資産」を増やしながら、下記も意識しなければなりません。

  • 資産からお金をどれほど生み出せているか?
  • 労働収入以外の収入源はあるか?
  • 収入源をいくつ分散できているか?

今回は、フリーランスエンジニアがすべき3つの投資方法を解説します。この記事を参考に、現在の年収だけでなく「資産」にも目を向けて、将来の年収をどんどん増やしましょう。

フリーランスエンジニアは3つの投資をすべき


現在の年収ではなく「将来の年収」を増やすには下記3つの投資が重要です。

  • 技術投資
  • 事業投資
  • 金融投資

技術投資

フリーランスエンジニアは「過去積み上げてきた技術力」を売って稼ぐ仕事です。

一方で、過去積み上げてきた技術の価値は時間とともに減ります。当然、技術力を磨かなければ、収入はジワジワ減りますよね。

スーパーでは「食材」を、アパレルでは「衣料」を仕入れて売るように、エンジニアも「知識・スキル」を仕入れて売り続けなければなりません。

フリーランスでハマりがちな落とし穴

ここで質問です。

  • A:高報酬だが、今まで使ってきたスキルをただ使うだけの案件
  • B:報酬はやや低いが、今までのスキルに+αで学べる技術が多い案件

あなたはどちらを選びますか?

もちろん、これは時と場合によって正解は分かれます。

ただ、長期で稼ぎ続けるなら、Aの「高報酬だけ」の案件を選び続けるとマジで詰みます。

フリーランスになると最初は驚いていた高い報酬額にも慣れ、だんだん感覚がマヒしてきます。

成長レベルに目を向けず、目の前の報酬額だけで案件を選び続けると、数年後に「全く成長してないじゃん…」となります。

フリーランスは常に長期で考えよう

もちろんフリーランスは報酬にこだわるのも超大事。

ただ、報酬は「現在価値」の評価結果でしかありません。

案件を選ぶ際は、

  • 報酬という「現在価値」
  • 成長という「将来価値」

の2つをどう上げるか考えましょう。これにより、長期的に自分の市場価値が高まる案件選定ができます。

かくいう私も過去に報酬最優先で案件を繰り返しやっていました。

でも今は、業務全体で未経験の技術を約3割以上使う案件しか選んでいません。この選定基準により、案件を変えるたびに私自身のスキルが30%以上自動アップデートされるようにしています。

最新技術ではなく「需要のある最新技術」を見極める

プログラミング習得を続ける中で、無数の最新技術を知ることになります。その中で「新しい技術を常に学びたい!」と思う方もいるでしょう。

ただし、ここで覚えておきたいのは

「最新の技術=需要のある最新技術」であるとは限らない

ということ。

フリーランスとして稼ぎ続けるなら、技術の「需要×供給」バランスは考えるべきです。なぜなら「需要のない最新技術」を学んだところで将来の収入向上に直結しないからです。

需要のある最新技術を見極める具体的な方法

ちなみに「需要のある最新技術はどう見つけるの?」と思うかもしれません。

やり方は「案件一括検索サービス」で調べればOK。

案件一括検索サービスとは、複数あるフリーランスエージェントの案件をまとめて検索できるサービスのこと。有名なのは「フリーランススタート」「エンジニアスタイル東京」ですね。

案件一括検索サービスを使う理由は、対象の最新技術で「どれだけ単価獲得できるか?」が分かるから。
「単価の高さ」は需要の大きさを意味します。

対象の最新技術を使う案件を検索し、単価が高ければ「技術の需要は高く」、単価が低ければ「技術の需要は低い」と思ってください。

フリーランスエンジニアはプライベートでスキルアップしよう

フリーランスのデメリットで「スキルアップがしにくい」という声をたまに聞きます。でも、それはプライベートの時間を削ってスキルアップすれば良いだけ。

新しい技術を学ぶには、技術書や動画教材などを買う「お金」とスキル習得の「時間」をある程度犠牲にしなければなりません。

仕事中に「スキル不足なのでは?」と思われないためにも、ある程度は技術投資に時間を使いましょう。技術習得もある程度積み重ねていくと、学習効率もどんどん良くなりますよ。

» 【割と自由】フリーランスエンジニアの休み事情【投資としての休息法】

事業投資

フリーランスエンジニアとして意識すべきなのは、委任契約を結んでの開発は「1つの事業」だということ。また、委任契約の開発のみ行う場合、1つの事業に依存した「不安定な状態」であるということです。

だからこそ、事業は「分散」が大事。
分散するから真の安定が生まれます。

たしかに今は開発メインの収入があり「今生活できてるし大丈夫でしょ!」と思うかもしれません。

でも、その収入が途絶えた時に焦っても「遅い」です。

収入がある今だからこそ、事業投資を始めることが未来の自分を助けることに繋がります。

事業を複数持つ際の注意点

ここで「新しい事業を始めれば良いのか!」と思うかもしれませんが、2つ注意点があります。

  • ストック収入を生むことに取り組む
  • 本業と相乗効果が高い事をする

通常、フリーランスエンジニアが行う開発は労働力を売ってお金を得る「フロー収入」の状態です。

この状態でフロー収入型の事業を始めても、自分の労働力の限界を上回れば手が回らなくなり、収益効率も悪いです。

一方、自分の労働力を売らずに得られるストック収入型の事業であれば、一度事業を作ると、収入が自動で積み上がっていきます。(もちろんストック収入でも最初は一定の労力がかかります)

また、始める事業は「本業と関連性があり、相乗効果がある」ものに絞りましょう。

エンジニアであれば、開発に関連した事業を行う方が、本業にも活かす事ができて一石二鳥です。

フリーランスエンジニアと相性が良い事業の例

  • Webサービスを個人開発する
  • 技術系ブログを書く
  • プログラミングスクールを運営する

上記は全て「開発」に関連し、月額や広告でマネタイズができるのでストック収入を得る事も可能。

「事業を複数持つ際の注意点」も参考にしつつ、自分と相性の良さそうな事業を選び、少しずつ始めてみましょう。

» 【コスパ最高】フリーランスエンジニアは名刺よりブログを持つべき理由

金融投資

金融投資と一言で言っても、様々な種類があります。

  • 株式投資
  • 債券
  • 投資信託

ただ、フリーランスエンジニアは金融投資の中でも「投資信託を通じたインデックス投資」で十分。一番手軽で簡単だからです。

「インデックス投資」と「投資信託」って何?

  • 日経平均株価
  • S&P500
  • ナスダック総合指数

インデックス投資とは、上記の市場の値動きを示す指数(インデックス)に連動した投資手法のこと。

企業の株を個別で買う個別株投資と違い、市場に存在する企業の株を丸ごと買うイメージですね。

投資信託は手数料を払い「投資信託の運用会社」に株式運用を任せる商品全般を指します。

なぜフリーランスエンジニアはインデックス投資で十分なのか?

企業の株を個別に買う「個別株投資」の場合、わざわざ企業の情報を調べたり、毎回売買の手間がかかります。特に個別株投資は1企業に投資するのでリスクが大きく、その分株価も気になります。

一方、インデックス投資は指数に自動連動するため、購入後は基本放置でOK。投資にかける時間はほぼゼロです。

実際、私もインデックス投資を投資信託を通じて行っていますが、証券口座の情報を見るのは年に1,2回しかありません。(でも順調に資産は増えています)

フリーランスはまず本業をしっかり行うのが大事。だからこそ、余計な事を考えなくて済むインデックス投資を行うのが一番合理的です。

【朗報】インデックス投資をしながら節税できます

もしかしたら既にやっている人もいるかもしれませんが、インデックス投資は下記の節税制度を利用して始められます。

  • つみたてNISA
  • iDeco(個人型確定拠出年金)

まずは節税枠を利用して投資することで、投資と節税を両方同時に行えておトクですね。

インデックス投資を始める上でオススメの本2冊と参考サイト

インデックス投資は、必ず「自分で勉強して納得」してから始めましょう。投資の世界でも言われていますが、理解できないものに投資するのは絶対NGです。

ということで、インデックス投資を勉強する上で参考になる本を2冊紹介します。

■インデックス投資は勝者のゲーム


なぜ数ある投資手法の中でインデックス投資を選ぶのが合理的かを解説しています。インデックス投資を全く知らない人向け。

■毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資

インデックス投資を具体的にどう始めるべきかを丁寧に解説した本。インデックス投資は知っているけど、具体的な始め方が分からない人向け。

■インデックス投資の参考サイト

普通の人が資産運用で99点をとる方法と考え方:インデックス投資を1ページで分かりやすく解説したサイト。紹介した本と併せて読むと理解が深まります。

最優先で取り組むべきなのは「技術投資」です


フリーランスエンジニアがすべき投資は3つですが、優先順位は下記。

技術投資 > 事業投資 > 金融投資

技術投資の優先順位が高いのは、技術を磨く事は確実に将来の収入へ反映されるから

技術投資で労働収入を最大化しつつ、得た収入を事業・金融投資へ全力投入しましょう。

3つの投資サイクルを回すことで「労働時間を減らし、収入を増やす」ことを同時に実現できます。

フリーランスエンジニアは3つの投資で「真の安定」を手に入れよう


フリーランスは現在の年収だけ見て満足してはいけません。

現在の年収はあくまで「現時点の結果」に過ぎず、将来も同じ収入とは限らないからです。

また、フリーランスは労働量に比例して収入が上がるため、労働量ゼロなら収入もゼロです。

だからこそ、今から投資を始めて「労働力に依存せずお金を生む資産」を構築すべき。あなたが行うべき投資は3つでした。

  • 技術投資
  • 事業投資
  • 金融投資

投資を通して築き上げた資産は、あなたの将来に真の安定をもたらします。是非、今から1つずつ投資を始めましょう。

カンレン:稼ぎ続けるフリーランスエンジニアに必要な〇つのスキル【全てが揃った時収入は爆上げする】