今は都会の方に住んでいるけど、フリーランスになったら地方や田舎でも活動できる?
フリーランスは働く時間・場所を自由に決める事ができるため、
「家賃が安くて自然が多い地方や田舎で活動したい!」
と思い、独立後の地方移住を検討する方もいるのではないでしょうか。
今回は、独立後の地方移住を考えている方向けに、
- フリーランスとして地方や田舎でも仕事できるのか?
- 出社が必要な案件を選ぶべきでない理由
- 地方移住する際の注意点
上記を中心にお伝えします。記事を最後まで見て、独立後の地方移住をする上での参考にしてください。
フリーランスエンジニアは地方や田舎で活動できる?
まずは結論。
A:活動できる
エンジニアであれば、地方や田舎だろうがどこでも活動可能。
理由は単純に、企業の中でフルリモートの働き方が浸透したからです。
実際に内閣府が出している調査内容では、下記のように多少の変動はあるもののリモートの働き方が年々受け入れられている事が分かります。
出典:内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」
また、特に業種別で見ても「情報通信業」が異常にテレワーク実施率が高いです。エンジニアは基本的に情報通信業に属しているため、テレワークを最も多く採用している業種だとも言えますね。
出典:内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」
フリーランス向けのフルリモート案件は多い
ここまで見て「エンジニアがリモートで働きやすいのは分かったけど、フリーランスでも仕事はあるの?」と思うかもしれません。
実際に大手エージェントのレバテックフリーランスでフルリモート案件に絞って調べると、下記のように多くの案件が出てきます。
引用:レバテックフリーランス
これだけの案件数があるため、地方など都心から離れた場所に住んでいても、フルリモートで働けば問題ありません。
また、リモートへの移行が完全に進んでいない企業はまだまだ沢山あります。
それらの企業が本格的にリモートの働き方を取り入れれば、今後もっとフルリモートの案件数は増えますよね。
そうなると、フリーランスエンジニアが案件獲得をする上で場所を気にする必要はもう無く、どこに住んでいても問題ないと言えます。
移住するなら地方都市レベルから「小さく試す」
ちなみに地方移住の際、あまりにも田舎すぎると
・物が届くのが遅い
・スーパーが遠い
・あまりにも刺激が無い
などデメリットがあります。生活の質を上げるために移住したのに、かえって下がったら本末転倒ですよね。
そこで地方移住するにしても、まずは
「地方都市レベル」の地域に試して住んでみて、それから本格的な移住を考える
のがオススメです。
※地方都市・・・東京、大阪などの主要大都市以外で人口が30万人以上の都市
地方都市であれば、過疎地域すぎず人も大都市と比べて多くもないので「都会暮らしに疲れた…」という人に適しています。
そうした地域でホテルなどに短期間住み、本当に快適だと感じたら、本格的な移住をする。このステップさえ踏めば、移住前後のギャップが無く「こんなところ住まなきゃ良かった…」という後悔や時間・お金を多く失わずに済みます。
フリーランスエンジニアが出社案件を選ぶメリットはほぼ無い
ここまで地方や田舎で働く事について話しましたが、ついでにもう1つ大事な事をお伝えします。
それは「フリーランスエンジニアが出社必須の案件を選ぶメリットは無い」ということ。
出社する場合、毎回私たちは無意識に
・外出時の支度をする時間
・通勤時間
・電車に乗って消耗するエネルギー
・交通費
これらのコストを支払っています。
ただ、エンジニアならチャットツールを使えばコミュニケーションは問題なくでき、究極的にはネット環境さえあれば働く場所はどこだっていいはず。(私も現在フルリモートですが、問題なく働けているし毎日快適です)
こう考えるとフルリモート案件も増えている中で、出社案件をわざわざ選ぶのは余程メリットがない限りやめた方が良いです。
→カンレン:稼ぐフリーランスエンジニアがフルリモートワーク案件にこだわる理由【ヒント:利益率】
まずは地方移住よりフリーランスになることを考えよう
現在はフルリモートの働き方を取り入れる企業も増え、フリーランスとしても働く上で「どこに住むか?」を気にする必要はほとんど無くなりました。
ただ、地方移住などをする際は、下記のような流れで行うのが一番オススメです。
①フリーランスとしての生活に慣れる
↓
②短期で地方都市周辺に住んで働く
↓
③都心よりも、本当に快適だと感じたら移住する
上記の流れを踏まえ、住む場所は独立後の仕事に慣れてから決めればOK。
まずはフリーランスになる事だけを全力で考え、今から行動しましょう。