なぜフリーランスエージェントの手数料(マージン率)を見るのが無意味なのか?

・フリーランスエージェントって手数料どれくらいとってるんだろう…。
・なるべく手数料をとられないように仕事を獲得したいなぁ…。
・そもそも手数料が低いエージェントってどこなんだろう…。

フリーランスエージェントを使う上で手数料を気にする人は多いです。

確かにエージェントは案件紹介の対価として仲介手数料をとるため、手数料が安ければ報酬が増えるという考えは間違っていません。

ただ、フリーランスとして働いていて私が思うのは手数料の安さ「だけ」で使うエージェントを選ぶのは意味が無いということです。

そこで今回は、

  • エージェントの手数料を気にしすぎるのが無意味な理由
  • エージェントに手数料を搾取されない方法
  • エージェントを比較する上で見るべき手数料以外の重要ポイント

について徹底解説します。

この記事を見れば、もうフリーランスエージェントの手数料に悩まなくて済むでしょう。

なぜフリーランスエージェントの手数料(マージン率)を見るのが無意味なのか?

マージン率が何%だろうが「希望単価に達していなければ意味がないから」です。

一般的にエージェントの手数料(マージン)相場は「10〜20%」と言われていたりしますが、エージェント間での差が激しいので相場なんてあってないようなもの。

また、手数料割合よりも大事なのは「こちらが希望として出している単価を提案してくれるかどうか?」という点です。

かりに手数料が低いエージェントがあろうが(手数料が本当に低いかはさておき)、希望単価を満たさない案件しか提案されないなら、そのエージェントを使うべきではないというのが私の考えです。

ほとんどのフリーランスエージェントの手数料(マージン率)が非公開な理由

フリーランスエージェントは派遣会社と違い、法律で手数料公開が義務づけられていないからです。

また、私も営業をやっていたから分かりますが、企業にとって商品・サービスの手数料率は基本的に機密事項です。公開すると「もっと値下げしてくれ」と言われたりして、利益率が下がるからですね。

でも、ここで「いやいや、エージェントでも手数料を公開しているところあるじゃん」と思った人もいるかもしれません。

もちろん一部のエージェントで「ウチはこれだけ手数料が安いですよ!」と1つのウリとして手数料を公開しているところはあります。

でも、そこにはいくつか落とし穴があるのです。

その公開手数料(マージン率)、本当に信用できますか?

「ウチは手数料が安いですよ」というエージェントを見て「じゃあ信用できるなぁ」と思ったら要注意。

よく考えてみれば分かりますが、その手数料率が本当かどうかを確かめる方法はほぼありません。(厳密には企業担当者に聞けば教えてくれることもありますが)

また、消費税分を上乗せされて発注企業から支払われているにも関わらず、その消費税分を支払わないエージェントもいます。(つまり消費税分あなたは損している)

マージン率が低くても商流が深ければ意味ナシ

そもそも、マージン率が低かろうが「商流が深いエージェント」は害悪でしかないです。

商流が深いとは、言い換えれば「多重請負の構造」であるということ。

イメージとしては下記のような感じです。

クライアント(100万円で発注)

元請会社(手数料10万円)・・・1次請け

SES企業etc.(手数料10万円)・・・2次請け

エージェント(手数料10万円)

あなた(70万円)

このようにエージェントの手数料が安かったとしても、商流が深い案件であれば報酬を貰うまでの過程で大幅にマージンをとられているのです。

ここまで紹介したことを踏まえると、公開手数料が信用できない理由が分かるかと思います。

» 【害悪】使わない方が良いフリーランスエージェント7つの特徴【11社の利用経験から闇を語る】

フリーランスエンジニアがエージェントに手数料(マージン)を搾取されない方法

「じゃあ、エージェントの手数料をできるだけ無くしたならどうすれば良いの?」というと、解決策は3つあります。

  • 複数のエージェントを使って案件比較する
  • 希望単価を決めておく
  • エージェントを使わずに直営業する

複数のエージェントを使って案件比較する

普段、私たちは商品やサービスを利用する時「どこで買えば安いか」を比較しますよね。

エージェントも同じ。

結局は同じ案件でも、どのエージェントを通すかで最終的に受け取る報酬が変わるのです。

だからこそ、1つのエージェントに依存せず、複数のエージェントを同時に使って相見積もりするのが大事。

そうすれば、提案案件を見比べて、どのエージェントの手数料が高いのかがなんとなく分かるようになります。

» 【ピンハネ防止】フリーランスエージェントは絶対に複数利用すべき理由

希望単価を決めておく

手数料うんぬんの話の前に、自分で欲しい単価を決めなければエージェントのいいなりで単価交渉することになります。

相手の希望単価がないため、エージェント側からしたらいくらでも手数料を抜けるということですね。

こうならないためには、あなたが絶対に譲れない単価基準を決めておきましょう。

もし希望する単価で案件を提案してくれるエージェントの場合、それは裏を返せば手数料を譲歩してもらったとも考えられます。

つまり希望単価を決めることが、そのまま手数料の安いエージェントと出会うことに繋がるということです。

エージェントを使わずに直営業する

完全にフリーランスエージェントの手数料をゼロにするなら、エージェントを使わないのがベストです。

ただ、ここで重要なのは「直営業のコストとエージェントのマージンを天秤にかける」こと。

そもそもエージェントを使う理由は、

①営業するのが苦手
②営業する時間・労力を他に割きたい

の2つがほとんどでしょう。

特に②の直営業による時間的なコストを比較するのは大事で、

例えば、

A:エージェント経由で1週間で80万円の案件を獲得
B:直営業で1ヶ月かけて80万円の案件を獲得

この両者は80万円の案件を獲得していることに変わりありませんが、Bの場合Aよりも3週間分の営業コストを割いていることになります。
受け取る報酬は同じなのに、3週間分の時間コストを余分にかけているため、Bの直営業の選択肢は損だと言えるでしょう。

そもそも大事なのは「最終的な契約金額」であり、その獲得過程はなんだって良いはず。

また、直営業だからエージェント経由よりも希望単価が高くなる保証はなく、結局は個人の交渉力の話でしかありません。

もちろん、エージェントよりも直営業の方がメリットが上回るのであれば、そちらを使うべきですが、要するにどちらの方がメリットが大きいかはケースバイケースで考えるべきです。

カンレン:フリーランスエンジニアが直接営業するためのコツ

エージェントを選ぶ上で手数料以外に重要なポイントはたくさんある

巷では当たり前に大事だと言われている「エージェントの手数料の安さ」ですが、それだけを見すぎるとエージェント選びの本質を見失います。

冒頭でお伝えしたように、手数料よりも「あなたの希望単価を満たせるかどうか?」がエージェントを選ぶ上では大事だからです。

今回のポイントは下記です。

  • ほとんどのエージェントは手数料を非公開にしている
  • 手数料が公開されていても、本当に信用はできない
  • 手数料を搾取されたくないなら「複数利用」「希望単価を決める」「直営業」しかない

さらに言えば、実は手数料以外にもエージェントを選ぶ上での重要なポイントがあります。

「エージェント選びで失敗したくない!」という人は、併せて下記の記事を読むことをオススメします。

» 【必見】フリーランスエンジニアエージェント4つの比較ポイント|知らないと搾取確定