フリーランスエンジニアになって生活はどう変化したか?|3つの視点から振り返る

フリーランスになった後の生活って実際どんな感じ?仕事に追われて大変なのかなぁ…?

独立する上で「日常生活で正社員よりメリットを感じる場面ってどんな時?」と気になる人も多いでしょう。

せっかくリスクをとって独立しても、正社員時代と同じ生活ならフリーランスになる意味がないですからね。

そこで今回は、現役フリーランスエンジニアとして働いている私が独立前後を比較しつつ、現在の生活で感じているメリットや注意点までを解説します。

この記事を最後まで読めば、独立後のイメージがよりハッキリし、フリーランスになるまでの準備もスムーズにいくはずです。

フリーランスエンジニアになった後の生活を3つの視点で振り返る

  • お金の面
  • 時間の面
  • 精神の面

①お金の面

何といっても、まず一番変化がデカいのは収入面。

私の場合、会社員時代は何か買う時に「あとどれくらいお金残ってたっけ…」と毎月銀行の口座残高を見て気にしていました。

でも、独立して「会社員時代の収入の4倍以上の収入」を得ている今では、もう毎月の残高を気にすることはありません。

まぁ、物欲もそこまであるわけでは無いのですが「気になったものとかその気になればいつでも買える状態」って精神的な余裕が生まれるんですよね。この状態が今の自分にとってはすごい心地良いです。

増えたお金はほぼ全額投資

私は半年分の生活費をのぞいてほとんど貯金をしていません。

では、お金を貯金せずにどこに使うのかというと、下記3つを増やすことに使っています。

  • 時間
  • お金
  • 知識、経験

例えば、私は時間を増やす上で、

ICL(視力回復の手術)→メガネのメンテナンス、コンタクトのつけ外しの時間を削減
乾燥機付き洗濯機→洗濯を干す時間を短縮
ヒゲ脱毛→ヒゲを剃る時間を短縮

などにお金を使いました。1つ1つは小さいですが、日々私の時間を増やしてくれます。

その他には株・仮想通貨への投資、知識・経験を増やす上での書籍購入、有料セミナーなどを受けたりしています。

ここまで見れば貯金をするよりも、短期で考えたらお金は減ります。

でも、長期で考えたら莫大なリターンをもたらしてくれると思うので、私は全額投資を継続しています。

» 【やらなきゃ損】フリーランスエンジニアがすべき3つの投資【真の安定を手に入れよう】

②時間の面

よく勘違いされがちなのが「フリーランスになったら自分の時間がなくなるのでは?」という点。

確かにフリーランスは成果を出すために、ある程度勉強時間などは確保する必要があります。

でも、その時間を差し引いても、私は会社員時代より「時間は増えた」と感じています。

そもそもフリーランスは会社員と契約形態が異なり、稼働時間での契約となり、仕事がはやく終われば早めに切り上げることも可能です。

また、会社員であれば

・会社主催のイベント
・社員同士の飲み会

なども業務とは別で行うケースも多いですが、フリーランスはそこに参加する必要はありません。

「会社のイベントなんて面倒くさいわ〜。そんな時間があったら他のことに時間使いたい…。」という人にとっては、このメリットはかなり大きいと思いますね。

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③精神の面

フリーランスの生活って色々不安定だし、本当にやっていけるんだろうか…。

これは私が独立前に思っていたことです。

でも、人は不思議なものであっという間にフリーランスの生活に慣れます。

今、独立前の当時を振り返ると「なんで自分はそんなことに悩んでたんだ」ということが沢山あります。

この経験から、私が思うのは「メンタルなんて後でいくらでも強くなる」ということ。

私が好きな言葉の1つに「神様は乗り越えられる試練しか与えない」というのがありますが、本当にその通りだと痛感しています。

あなたも今独立にあたって大きな不安に感じているものは、やがてちっぽけなことだったと気付くはずです。

あと、意外かもしれませんが、私は「心配性な人」はフリーランスになってから強いと思います。

心配性な人は、人一倍「危機感」を持ちやすく、変化に敏感な能力を持っているからです。なので、心配性な人はもっと自信を持った方が良いです。

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私がフリーランスエンジニアとして生活する上でやって良かったこと

ここまで見て「やっぱりフリーランスいいな」と思ったかもしれません。

そんなあなたに、私の経験からフリーランスになる前にやっておいて良かったことをいくつかお伝えします。

  • カード・口座の複数管理
  • 固定費の徹底的な削減
  • 常に目標を決めて行動すること

カード・口座の複数管理

支払いに使うクレジットカードや銀行口座は予め複数作っておくのがオススメ。

なぜなら、お金の流れがより見やすくなり、確定申告の時もラクだからです。

また、フリーランスから法人化する際には会社用のカード・口座を作ることになります。これらを踏まえて、はやいうちからカード・口座の使い分けに慣れておいて損はありません。

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固定費の徹底的な削減

できれば独立前の今の段階で不要な固定費はどんどん削った方が良いです。

固定費としては主に下記のようなものが挙げられます。

・家賃
・通信費
・サブスク

特に家賃が高いところから安いところに引っ越そうとすると、フリーランスより会社員の肩書きの方が信用があり、審査に通りやすかったりします。(なので独立前がベストタイミング)
» 【警告】フリーランスエンジニアは家賃を安くしろ【経費でも高い固定費は悪】

ちなみに私は月10万円で普通に生活できるのですが、固定費が少ないのは精神的にかなり安心材料になっていると実感しています。

どれだけ稼いでも1円は1円。この感覚を持って不要なコストは見直しましょう。

常に目標を決めて行動すること

フリーランスになると、上司がいる会社員と違って、誰かから指示される機会はほとんどありません。

だからこそ会社員より自由度が高いのですが、裏を返せば自分の行動全てが収入として跳ね返ってくるとも言えます。

  • 今日何をするのか?
  • 1年後自分はどうなっていたいのか?

このように常に自問自答して、次の方向を自分で決めないと、独立後に「今どこを目指しているんだっけ…?」と迷い、悩むことになります。

そこで、私はホワイトボードに年間計画を書き出し、部屋の壁に貼って意識的に目標を見える化し、行動の迷いをなくすようにしています。

もちろんここまでする必要はありませんが、少なくとも「目標を決めて行動するクセ」はつけておいた方が良いでしょう。

目標を決めれば、独立後に悩むことは無くなります。

フリーランスエンジニアとして生活する上でのQ&A

ここからは私が独立後に受けた質問も含めて、よくある疑問に回答していきます。

収入が不安定で心配になりませんか?

全く心配していません。

仕事なんていくらでもあるからです。
ここは仕事の獲り方の話にもなるので、詳しく知りたい方は【初心者向け】初めてフリーランスエンジニアになる時の「最初の仕事の探し方」をご覧ください。

また「安定」は幻想だと気付きましょう。

ここで「いや、会社員だったら給料が毎月入るじゃん!」と思うかもしれませんが、会社だって普通に倒産しますし、給料がずっと貰える保証なんてどこにも無いです。

あとは日本も今後法律が変われば、簡単に社員をクビにできる未来もありうると私は考えています。

まぁいくらでも未来予測なんて言えるので、想定しうる最悪のシナリオを洗い出し、仮にそれが実現しても問題ない道を選ぶのが合理的でしょう。

そう考えると、1つの組織に依存せずに働くフリーランスの道を選んだ方がベストだと私は考えています。

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フリーランスは正社員よりも資格や高いスキルが必要なのでしょうか?

ここは多くの人が勘違いしているポイントなのですが「資格・学歴・特別高いスキル」はなくてもフリーランスになれます。

これは私が資格を持たず、高学歴じゃないのにフリーランスで稼いでいる事実からも断言できます。

そもそもフリーランスで稼ぐためには、

  • 相手にとってどれだけ価値があるかどうか?
  • 自分を高く売るためにどう交渉するか?

など営業やマーケティングの視点で考える方が大事です。

資格や学歴などはあくまでフリーランスになる上で「十分条件」でしかありません。

フリーランスとして必要不可欠な「必要条件」となる部分と混同しないようにしましょう。

» 【真実】フリーランスエンジニアに学歴・資格は不要【大事なのは成果】

フリーランスとして生活する上で大変なことはどんなことでしたか?

フリーランスエンジニアで大変なことってぶっちゃけないです。

なぜなら、フリーランスとしての働き方は会社員とほとんど変わらないから。(ここはフリーランスエンジニアになるベストな独立タイミングはいつ?【経験談を語る】で詳しく語っています)

ただ、しいて挙げるなら開業時の色々な手続きと年に1回ある確定申告くらいですかね。(といっても1日で終わりますが。)

特に独立前にしっかり正しい準備さえしておけば、想像しているよりも「なんだそこまでフリーランスって大変じゃないじゃん」ってなるはずです。

フリーランスエンジニアに私もなれるのでしょうか?

まず「なれるかどうか?」ではなく

なぜフリーランスエンジニアになるのか?

を考えることに時間を使いましょう。

なぜなら、独立する最初の段階では能力値より動機・覚悟の方が大事だからです。(スキル・能力は勉強や経験を通して、後でついてきます)

そもそもフリーランスエンジニアに向き・不向きや適正なんて無くて、究極的には「フリーランスを目指すことにどれだけ意味を見出せるか?」でしかありません。(ここは別にフリーランスエンジニアに限った話ではないですが)

よくフリーランスエンジニアから社員に戻りました、という話を聞いたりしますが、それはその人の能力とかではなく、単純にフリーランスになる動機が弱かっただけだと私は思っています。

これからフリーランスエンジニアを目指す上で知っておくべきこと

フリーランスエンジニアとして生活する上での心構えを教えてください

たくさんあるので、特に大事なことを5つ挙げます。

  • 今の状態は永遠に続かないことを知る(健全な危機感を持つ)
  • やることより「やらないこと」を決める
  • 時間、お金の最大利用効率を考える
  • リスクはコントロールし「チャンス」に変える
  • 自分が選んだ道を正解にする

とりあえずこの5つだけ覚えておけば問題ナシです。

生活の快適さはフリーランスエンジニアになって初めて分かる

フリーランスエンジニアになった今間違いなく言えるのは、私は独立してお金・時間・精神の面で会社員時代より多くのメリットがあったということ。

ただ、結局このメリットはフリーランスエンジニアになった人しか分からないです。

あなたもフリーランスエンジニアになったら「あぁ、あの記事に書いてあることは本当だったわ」と気付くでしょう笑

是非あなたもフリーランスになって、今以上に収入を上げたり、環境に依存せずに稼げることに慣れましょう。

そうすれば、その後の人生はイージーゲームだと気付くはずです。

» フリーランスエンジニアになるベストな独立タイミングはいつ?【経験談を語る】