フリーランスになったら、次の月から収入ゼロになる時ってよくあるのかな?
独立したい気持ちはあるけど、不安定な生活を色々想像したらやっぱり不安だなぁ…。
フリーランスエンジニアになる上で断トツに多い悩みが「生活が不安定にならないか?」という部分。
生活が不安定とは「仕事が安定的にない状態」とも言い換えられますね。
現在フリーランスとして働く私も【実話】フリーランスエンジニアになる前の不安は99%ムダだった話でお伝えしているように、独立前は「安定的な生活は無理じゃないか?」と思い込んでました。
ただ実際のところ、独立した現在の生活は「常に仕事がある安定した状態」をキープできています。
ここで「それはきっとあなたが特別だからだ!」と思ったかもしれません。でも私は営業職から転職して1年弱の実務経験で独立したため、ベテランでも高度な技術力を持っているわけでもありません。
そう、実は誰でもやり方さえ間違えなければ独立後の生活は安定させられます。
そこで今回は、
- なぜフリーランスエンジニアとして独立後の生活を安定させることができるのか?
- フリーランスが案件獲得するまでの流れ
- 独立後の生活を安定させる上で知っておくべき「ある事実」
を詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読み終わる頃には「独立後の生活を心配しすぎてたわ…」と気付くでしょう。
【心配ナシ】フリーランスエンジニアは不安定?【A:むしろ安定してます】
なぜ「フリーランスエンジニアでも安定した生活を送れる」と断言できるのか?
その答えは「フリーランスの仕事の獲り方」を見れば分かります。
そもそもフリーランスは自分で仕事を獲る必要はない
色々調べると、フリーランスの仕事獲得方法として下記のような例がよく挙げられています。
・異業種交流会で名刺交換して人脈を作って仕事を獲る
・クラウドソーシングで案件に応募する
・SNSで影響力を作って、仕事が舞い込む状況を作る
確かにこれらはやらないより、やった方が案件を獲れる確率は上がるでしょう。
でも、ハッキリ言うと年収1000万円台を目指すだけなら、それらはやらなくても狙えます。
(私も上記で挙げたことは一切やってないですが、基本的に案件が途切れたことは無いですし)
なぜなら「エージェントを使えばいいから」です。
フリーランスで仕事を獲る過程は「転職」とほぼ同じ
ここでフリーランスが仕事を獲得するまでの流れを整理してみましょう。
といっても、実はフリーランスの案件獲得までの過程は転職とほぼ変わりません。
①エージェントに職務経歴書を送る
↓
②企業側から面談依頼がくる
↓
③面談する(大体1回で合否が決まる)
↓
④採用であれば、契約締結して仕事スタート
フリーランスの案件獲得と転職で大きく違う点は「面談〜採用までのスピード感」。
フリーランスの場合、面談の合否は大体1回で決まるため、仕事探しにかかる期間はせいぜい1〜2週間です。(実際に私もそのくらいの期間で仕事が決まります)
また、エージェントを複数併用すれば仕事選びの期間はもっと短縮でき、選択肢も広がります。
要するにフリーランスになっても、エージェントさえ使えば短期間で仕事を獲得できるため、仕事は途切れないということ。
これが冒頭の「フリーランスでも安定した生活を送れる」とお伝えした理由です。
» 【初心者向け】初めてフリーランスエンジニアになる時の「最初の仕事の探し方」
フリーランスエンジニアとして生活をさらに安定させる方法
何度もお伝えしているように、エージェントから仕事を紹介して貰えば、仕事がない期間は生まれません。(契約終了時も基本的に1ヶ月前に通知されるため、その間に次の仕事を探せば大丈夫です)
また、下記のようなことを意識すればさらに安定的かつ長期で仕事を続けることができるでしょう。
- 最初から長期の募集案件に入る
- クライアントを1社に集中させない
- 複数のエージェントから仕事を紹介してもらう
どれも大事なことですが、、、ここまではよく言われていることです。
ただ、今回この記事を見ているあなたに、フリーランスとして安定するために知っておくべきある事実をお伝えしましょう。
現役フリーランスでも無意識に忘れがちな「ある事実」
それは、フリーランスとして働くのは「労働集約型」だということ。
※ちなみに、これは大事なことなので他の記事でも何度も言ってます
つまり、あなたが働かなければお金が入らない状態です。
そもそも、独立をした人は「お金・時間・精神の自由」を手にすべくフリーランスになった人がほとんど。(全てではないけどどれか1つは必ず当てはまっているはず)
でも、それらは労働集約型の働きをする以上、完全に得たとは言えないですよね。
だって、あなたが休んだ瞬間からお金が入らないわけですから。
で、必要に迫られたら働かなければいけない状態は本当に金銭的・時間的・精神的に安定していると言えるのでしょうか?
この質問はフリーランスになることをゴールとしている人に改めて問いたいです。
本当にフリーランスとして安定した生活を送りたいなら、逆説的にフリーランスとしての収入源に頼らない構造を設計すべき。
つまりあらゆる面で「投資」をしましょう、ということ。それが真の安定を手にする上での必要条件です。
当たり前ですが、せっかく高い報酬を得たとしても、得たお金を投資しない限りそれ以上増えないですからね。
フリーランスになっても真の安定は「投資」でしか手に入らない
私なりの定義ですが、フリーランスとして独立するのは「リスクをとって将来の利益を先取りする行為」です。企業に対して「正規でずっと雇用しなくて良い代わりに、契約期間中は高額な報酬の支払い」を約束してもらうわけですからね。
※逆に正社員の場合、正規雇用のかわりに将来どうなるか分からないから一定の給料しか支払いませんよ、という約束になっています。これは今リスクを取らない代わりに将来の利益も増えない状態です。
すでにお伝えしたようにフリーランスもある程度安定していると言えど、さすがに5年後・10年後どういう状態になっているかまでは分かりません。
それらを踏まえると、フリーランスは将来受け取る分の高額な報酬を「今」多く受け取るのだから、そのお金を使ってスキルや金融資産を「未来」の時点で増やすことを本気で考えるべき。
「いや、自分はそこまでお金に興味ないから…」と思うかもしれませんが、あなたが欲しているその時間的・精神的自由もお金なくしては手に入りませんからね。
・もっと家族と過ごせる時間を増やしたい…
・値段を見ずに買い物できるくらいの金銭的な余裕が欲しい…
・好きな技術を勉強する時間があればなぁ…
私もこういうことを口にするフリーランスを何人も見てきました。
でも、フリーランスでも資産運用などをテキトーにしている人は多いです。
余談ですが、知り合いのフリーランスでiDecoで元本保証型の商品にとりあえず入ってる、という人がいました。何に投資するかは自由ですが、そもそも税金を理解していると実はiDeco自体そこまでおトクな制度ではないし、元本保証型の場合リターンが無いのに管理手数料だけとられてむしろ損なんですよね。
※ちなみに私もiDecoなどに入っていましたが、色々調べて損だと分かったので速攻でやめました
※iDecoと同様に小規模企業共済もオススメされていることが多いですが、同様にオススメしないです
ここまで資産運用の話をメインにしてきましたが、それ以外の自己投資・事業投資などもキチンと考えて行わないとダメ。
でないと、将来残っているスキル・金融資産はたかが知れているわけで、万が一働かなくても生活できるような「真の安定した状態」からは程遠いままだからです。
ここまでをまとめると、フリーランスありきの収入で考えるのではなく、
- 色々なものへの投資意識を持ち、収入源の分散を図る
これが「真の安定」を手にする重要なカギ、ということです。
フリーランスの投資に関する話は長くなりそうなので、下記の記事で詳しくお伝えします。
» 【やらなきゃ損】フリーランスエンジニアがすべき3つの投資【真の安定を手に入れよう】
「本当の安定」は「不安定」な選択をして初めて手に入る
フリーランスが不安定だと思う人は多いですが、別に
正社員=安定
フリーランス=不安定
ではありません。
正社員は決められた給料を貰えます。
ただ、正規雇用であり給料が上がりにくい構造のため、
・インフレが進んだ時には生活水準が強制的に落ちる
・年々上がる社会保険料をコントロールできない
・どれだけ頑張ってもたった数万円しか給料が上がらない
と、正社員こそ実は安定と程遠い存在であることが分かるでしょう。
(ここは本当に気付いてない人が多い)
また、フリーランスでもエージェントを使えばすぐに案件獲得できるため、安定的な生活を送ることは十分可能です。
さらに下記を意識しながら働けば、独立しても生活に困ることはありません。
- 最初から長期案件に入る
- クライアントを1社に集中させない
- 複数のエージェントから仕事を紹介してもらう
そして最後に。
フリーランスになったら、必ず金融投資・自己投資なども並行して行いましょう。
1秒でもはやく稼いだお金を資産へ変えること。
このマインドが「真の安定」を手にする第一歩です。