フリーランスエンジニアになりたいけど、周囲から「やめとけ」って言われた…。
ネットでも否定的な意見を多く見るけど、実際に独立した人の声ってどうなんだろ…。
フリーランスとして独立を目指すと一定数出てくる「否定」の声。
「フリーランスなんて厳しい」
「安定した生活は送れない」
「なれるのは一部の優秀な人だけ」
独立前のタイミングでこうした情報を見ると不安になりますよね。
でも、批判する人が言うことは本当に正しいのでしょうか?それを信じていいのでしょうか?
その答えは「No」。
フリーランスに関して間違ったことを言う人は多数います。
でもそんな声だけ聞いて、あなたが独立を諦めるのはもったいないです。
そこで今回は、
- フリーランスを否定する人のどこが間違っているのか?
- フリーランスを否定する人に対してあなたが持つべき考え方
- 私がフリーランスになった後の実際の状況
までを丁寧に解説していきます。
この記事を最後まで読めば、もう独立を目指す上で周囲の声に惑わされずに済むでしょう。
「フリーランスエンジニアは厳しいし、難しいからやめとけ」→信じてはいけない理由
その答えはただ1つ。
経験が無い人のアドバイスは1ミリも価値が無いから
大体独立を批判するのは「独立したことがない」という人がほとんど。
そういった人の実体験を伴わない無責任な意見はただの「妄想・空想」。
要するに事実と異なるから信じなくていい、ただそれだけのことです。
「でも、独立経験がある人からやめとけって言われたよ…。」という人も中にはいるかもしれません。
もちろん「現在も独立している」人の場合は参考になる意見もあり、素直に聞いておいた方が良いです。(ただし全て信じすぎないこと)
一方「現在は独立していない」人であれば、もうそれは過去の話。辞めた理由も「本人の努力でなんとかなったでしょ…」というエピソードも沢山あります。
つまり、フリーランスを批判する人の中で唯一参考になるのは「実際にリスクをとって活動している現役フリーランスの声」のみ。それ以外は無視でOKです。
心の奥底で「暗い情熱」を持て
独立に限らず、基本的に何か挑戦する際に批判する人は一定数います。
そんな時、あなたが持つべきなのは「暗い情熱」です。
- 「お前に何が分かる?」という傲慢さ
- 「何が何でも絶対に稼ぐ!」という覚悟
- 「なんでこんな環境にいるんだ…」という怒り
- 「きみには無理」と言われた時の悔しさ
このような心の中でメラメラ燃えたぎる反骨精神・競争心があれば、もう周囲の批判があろうが関係なくなります。(私も独立時に退職前の上司に「厳しいぞ」と批判されたことはありましたが、毎日こういう気持ちだったので気になりませんでした)
「お前が言ってることなんてどうでもいい。俺は俺のやり方でやる。」
これからあなたが批判されたら、シンプルにこう思いましょう。
※この時、間違っても相手に愚痴を言ったり、反論するのはやめましょう。心の中で怒りや憎しみを溜め、独立のモチベーションに繋げるのが大事です。
弱気になる必要は全くありません。
あなたは誰も見ていないところで自分の時間を削って、勉強し努力していますよね。
そんな様子は周りから見て絶対に分からないし、本当に努力を理解してくれる人はごく少数でしょう。
でも、それでいい。独立で大事なのは赤の他人に理解されることではなく「昨日の自分より独立に向けた準備が1%でも進められたか?」です。
これから独立する上で勇気が出る記事まとめ
» 【実話】フリーランスエンジニアになる前の不安は99%ムダだった話
» フリーランスエンジニアになって生活はどう変化したか?|3つの視点から振り返る
» 【実体験】フリーランスエンジニアになって後悔した?【A:してない】
多くの人が思う以上にフリーランスエンジニアになるのはカンタン
フリーランスを批判する声の中で「フリーランスになるのは難しい」という人がいます。
ただ、それはフリーランスを特別視しすぎ。
実はフリーランスになることはカンタンです。
現役フリーランスエンジニアがぶった斬る!独立後の実態に関する嘘と真実でもお伝えしていますが、多くの人はフリーランスに対していくつか勘違いしています。
特に多くの人が勘違いしているポイントは3つ。
- フリーランスになるにはベテランでなければならない
- 自分で仕事を獲るから大変だし、収入も不安定
- 独立したら、その分仕事の難易度が急激に上がる
【勘違い①】フリーランスになるにはベテランでなければならない
「フリーランス=ベテラン」というイメージを抱く人もいますが、実際そんなことはありません。
フリーランスになる上で必要な実務経験はせいぜい1年あれば十分。
5年、10年と下積みをする必要は全くありません。
なぜなら、フリーランスになっても仕事内容が突然大きく変わることはないからです。
※ここに関しては後述する【勘違い③】独立したら仕事の難易度が急激に上がるをご覧ください
ちなみに「フリーランスになるためのスキル・実務経験ってどこが目安なの?」と疑問に思う方は下記記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
» 【意外】フリーランスエンジニアの経験年数と単価相場は比例しない話
» 【体験談】実務経験1年以上なら迷わずフリーランスエンジニアになるべき話
» フリーランスエンジニアになれる技術力レベルとは【A:普通でOK】
» フリーランスエンジニアになる際「実務経験」を気にすべきでない理由
ただしフリーランスエンジニアに未経験からなるのはやめたほうが良い
フリーランスは1年の実務経験でなれますが「未経験じゃダメなの?」と思った人も中にはいるかもしれません。
結論から言うと未経験からフリーランスになるのは辞めた方がいいです。
冷静に考えてみてください。あなたが経営者・採用担当者だったら経験者ではなくわざわざ未経験を選ぶ理由があるでしょうか。 ないですよね。
少なからず採用するにしても、良い条件では採らないでしょう。(未経験者は教育コストがかかり、仕事で出せる成果も未知数だからです)
もちろん未経験からでもフリーランスエンジニアは「理論上」なれます。
しかし未経験という前提のため、低単価で難易度の低い仕事しか任されません。(この状態なら正社員で経験を積む方がむしろコスパ良いです)
そのため、まずは1年で良いので正社員として経験を積むこと。そこからフリーランスになれば、結果的に単価は上がりやすく、選べる案件の選択も増えるため合理的です。
フリーランスは入口の時点で「実務経験の有無」が非常に大切であると覚えておきましょう。
» 【今でしょ!】20代こそフリーランスエンジニアになるべき理由【億を生む意思決定】
【勘違い②】自分で仕事を獲るから大変だし、収入も不安定
「フリーランスって自分で仕事を獲らなきゃいけないんでしょ?」
あなたはこう思っていませんか?
実は、自分で仕事を獲る必要はありません。
なぜなら、フリーランスエージェントを使えば良いからです。
フリーランスの案件獲得はまるで、転職の過程と似ています。フリーランスエージェントに希望条件を伝え、後は面談企業から貰ったオファーの中から良い条件の案件に参画するだけ。
このようにエージェントを使えば、あなたがわざわざ自分で営業する必要はありません。
また、複数のエージェントを利用すれば、仕事がない期間は限りなく少なくなり、安定した収入を継続的に得ることができます。
» 【心配ナシ】フリーランスエンジニアは不安定?【A:むしろ安定してます】
【勘違い③】独立したら、その分仕事の難易度が急激に上がる
「収入が上がる=仕事の難易度が上がる」
このように思い込んでいる人も中にはいますが、実際のところ間違い。
それはフリーランスになったら収入が上がる3要素を見ると分かります。
- 雇用形態
- 商流の深さ
- 参画先企業の業界・ビジネスモデル
雇用形態
フリーランスは多くの場合、働く期間での契約となります。企業側から見れば長期雇用による固定費や教育コストが正社員と比べて低いため、多額の報酬が支払われる傾向にあります。
そのため正社員時代と同じ仕事をしていても、契約形態を業務委託に変えるだけで得られる収入が全く違う、というのはザラにあります。
つまり仕事の難易度が変わったからではなく、正しくは契約形態を単純に切り替えたから収入が上がったと捉えるのが正しいです。
商流の深さ
フリーランスをやっていると必ず耳にするのが「商流」です。
商流は「あなたが案件獲得するまでに関わっている企業の社数」と言い換えると分かりやすいかもしれません。(1社なら直請け、2社なら2次請けなどと言われます)
イメージとしては下記のような感じ。
クライアント(100万円で発注)
↓
元請会社(手数料10万円)・・・1次請け
↓
SES企業etc.(手数料10万円)・・・2次請け
↓
エージェント(手数料10万円)
↓
あなた(70万円)
上記の例から分かるように、受注までに関わる企業が多い(商流が深い)と、あなたが受け取る報酬は確実に減ります。
このように契約までに関わる企業数によって、最終的にあなたが得る収入は大きく左右されると覚えておきましょう。
参画先企業の業界・ビジネスモデル
これは転職でも使える考えですが、全く同じ仕事をするにしても「儲かる業界・企業で働くかどうか?」で得られる収入は大きく違ってきます。
例えば、私は以前に名前も聞いたことがないスタートアップから高額の契約オファーがきたことがありました。後に色々調べてみると、金融業界でtoBビジネスを行い、多額の資金調達をしたばかりの企業だと分かりました。
余談ですが、金融・不動産・保険など法律で縛りが多い業界は参入障壁が高いがゆえに儲かりやすい業界として有名です。
このように「お金が集まる業界はどこで、儲かる構造のビジネスモデルを参画候補の企業は所有しているのか?」という視点は、独立後の収入を上げる上で重要なので覚えておきましょう。
» 常駐型フリーランスエンジニアの現実はきつい・辛いって本当?
どうでもいい他人の意見より、独立に向けた準備に集中すべし
改めて言いますが、フリーランスを否定する意見を聞いても、あなたは全く気にする必要はありません。
多くの否定的な意見は、リスクをとっていない人が想像で「フリーランスは厳しい、難しい」と言っているに過ぎないからです。
またそういった否定的な意見の中でいくつか誤解されていることがありますが、実際の真実は下記の通りです。
- フリーランスになるにはベテランである必要はない
- 自分で仕事を獲らなくても収入は安定する
- 独立して収入が上がっても、その分仕事の難易度が急激に上がるわけではない
とにかくこれからあなたがやるべきことは、周りの声に惑わされずにはやく独立に向けた準備を始めることです。
例えば同じ3年間を過ごしていても、行動次第で下記のようにどんどん差が生まれます。
普段は意識しないかもしれませんが、この瞬間にも時間経過のリスクはあります。
経験をはやく積めば、その分未来失敗するリスクは多く防ぐことができ、多くのメリットをより長い時間得ることができます。
この感覚を理解しましょう。
一部の天才を除き、凡人が成り上がるには「行動のはやさ」が正義であり、最速こそ最強。
さて、あなたはいつ独立の準備を始めますか?
独立することにまだ不安を感じる人向け
» フリーランスエンジニアになるベストな独立タイミングはいつ?【経験談を語る】