フリーランスになったら客先常駐で働くことが多いって聞くけど実際はキツイの…?
独立してすぐ激務になるのはイヤだなぁ…。
フリーランスになりたてで慣れない中、さっそく激務になるのは何としても避けたいですよね。
では、実際にフリーランスとして客先常駐で働く場合はどうかというと、基本的にハードワークとなることはありません。
とはいえ、案件選びにはいくつかのポイントがあります。これらを意識せずに案件を請けて「地雷案件」に当たることもあります。
そこで今回は、現役フリーランスの私の経験談を交えて「フリーランスエンジニアが客先常駐する際の働く様子」から「地雷案件にあたらないための対策」までを全て解説していきます。
案件選びのポイントもしっかり抑えれば、客先常駐でも快適に働くことができます。
客先常駐型フリーランスエンジニアの現実はきつい・辛いって本当?
冒頭でもお伝えしたように「客先常駐型=きつい・辛い」ではありません。
フリーランスが客先常駐でやることは正社員と同じ
なぜなら、客先常駐で働く際は正社員と同じ業務をするだけだから。
独立して最初に入った案件でいきなり「キミ、フリーランスだから正社員の3倍仕事してね」とか言われないですからね。
私も独立して最初に入った案件で、オフィスに行くまでドキドキ緊張しながら行きましたが、初日の説明で「あ、これ会社員の時と同じような業務」だ、と拍子抜けした覚えがあります。
フリーランスで大きく変わるのは「契約形態」だけです。
あとは今あなたが正社員としてこなす仕事とやることは変わりません。
また休みに関しても普通にとれますし、入る現場や契約内容によっては正社員の時よりも休みが多いなんて場合もザラにあります。
フリーランスの実際の生活を知りたい方向け
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では、客先常駐は全くツラくないのか?というとそんなことはありません。
私が客先常駐で唯一辛いなと思ったのは「通勤」です。
先ほど例に出した私の独立して一番初めの案件は週3出社、週2リモートの形態でしたが「出社いらないよなぁ〜」と思いながら嫌々出社した思い出があります笑(しかも出社して誰とも会話せずに1日終わってたこともありマジで無意味だと思ってました)
出社のツラさはあなたも体験があるでしょう。
では、そんな人がフリーランスとして働くにはどんな案件を選べば良いか?
【結論】フルリモートの案件を選べば全て解決
フルリモートの案件を選びましょう。
私の場合、最初の案件で出社はもうこりごりだと思ったので、それ以降はフルリモートの案件だけしか受けていません笑(案件を自由に選べるのはフリーランスの特権ですね)
「でも、フルリモートの案件って限られた人しかできないんじゃ…」と思うかもしれませんが、そんなこともないです。
今やフルリモートの案件はかなり増えてきており、例えば大手エージェントのレバテックフリーランスで検索すると下記のように多くヒットします。
以前は「フリーランスエンジニアとして働く」と言えば出社するスタイルの客先常駐が当たり前でした。でも、今はむしろフルリモートで働く案件が当たり前になりつつあります。
フルリモートの案件を選べば、
- 浮いた通勤時間を他の有意義なことに使える
- 通勤で消耗しない
など、メリットばかりです。
もし、あなたがこれからフリーランスとして案件を獲得する場合、最低限フルリモートにはこだわることを強くオススメします。
カンレン:稼ぐフリーランスエンジニアがフルリモートワーク案件にこだわる理由【ヒント:利益率】
フリーランスとしてのしんどさは結局「案件次第」で大きく変わる
フルリモートの案件をとり「これで安心〜」と言いたいところですが、フルリモートはあくまで快適に働くための最低条件です。そこだけに囚われてはいけません。
実は他にも案件選びの際に見るべき条件はいくつかあり、それらにも注意しないと「異常に激務」などの地雷案件にあたってしまいます。
地雷案件を避けるために見るべきポイント
では地雷案件を避けるためにすべきチェックポイントとは何か?
それが下記。
- 精算幅が広い・下限が高い
- 急ぎの募集
- 金融系、保険系の業界
精算幅が広い・下限が高い
「精算幅」とは、契約書に記載された稼働時間の基準を指します。
通常、稼働時間は〇〇時間という表記ではなく「〇〇〜〇〇時間」と表記されています。
ちなみに稼働時間は大体「140時間〜180時間」のケースが多いです。
精算幅で決められた稼働時間をもとに「下回ったら減額、上回った分は増額」され、報酬額が決定します。
ここで重要なのが「精算幅は広くないか?」「精算幅の下限は低くないか?」ということ。
案件の中には180時間の上限を超えて「〜200時間」としているものや、下限が140時間ではなく「160時間〜」となっているものがあります。
どちらのパターンも「この案件では通常より多くの稼働時間を想定している」ことを暗に示しています。つまり、この案件に入った時点でそれなりに忙しくなることは想像がつきますよね。
急ぎの募集
この条件は必ず当てはまるわけではありませんが「即日参画可能」のように、すぐ参画できるようなニュアンスの文言が掲載されている案件も気をつけた方が良いです。
急ぎの理由は様々ありますが「稼働しすぎで耐えられない」などの理由で人が抜けたりと、人の入れ替わりが激しい場合があるからです。
金融系、保険系の業界
他の記事で、稼げる業界は「金融系・保険系」といったこともお伝えしています。ただ、ぶっちゃけこの業界は非効率なことも多いです。
顧客情報などを慎重に扱う必要があるため、作業のステップが何倍も膨れ上がるからです。特に独立当初で業務にも慣れていないうちは避けた方が良いですね。
これは私の話ですが、保険系のスタートアップで働いていた時もわざわざエクセルで手順書を細かく書かなきゃいけなかったりと色々面倒なことが多かった思い出があります。(あまりに嫌気がさしてその現場は短期間で抜けました)
ただ、稼ぎやすい業界であることは確かなので、独立後で仕事が慣れてきた段階で選択肢に入れるのは問題ないです。(私も保険系のスタートアップにいた時の単価は比較的高かったので)
【超重要】案件だけではなく使うエージェントも見極めるべき
そもそも変な案件を掴みたくないという場合、仕事を紹介してもらうエージェントもキチンと見極めた方が良いです。
提案数が少なかったり、希望条件にマッチしない案件を紹介するエージェントと付き合っても、良い案件には出会えないからです。(そういったエージェントは大体質の悪い案件を紹介してきたり、場合によっては不利な契約を結ばせてきます)
このサイトでは何度もお伝えしていますが「エージェント選びを制するものが、フリーランスを制する」のです。
正しいエージェント選びをして、お金も時間も無駄にしないようにしてください。
エージェント選びの正解を解説
フリーランスエンジニアは「選ぶ案件・エージェント」をよく見極めるべし
客先常駐型だからといって、フリーランスエンジニアはキツいとは限りません。フリーランスがやることは正社員と変わらないからです。
結局、フリーランスエンジニアのキツさ・ツラさは「選ぶ案件・エージェント」で決まります。
地雷案件かどうかを見極めるためのポイントは3つありました。
- 精算幅が広い
- 急ぎの募集
- 金融系、保険系の業界
また案件単位だけでなく、案件獲得で利用するエージェントもキチンと選びましょう。
そうすれば、今後良い案件に巡り会える確率はさらに上がり「激務でツラい…」というような状況とは無縁の生活を送れるはずです。