【完全版】稼ぐフリーランスエンジニアになるまでのロードマップ|全ては戦略で決まる

「フリーランスエンジニアになって稼ぎたい!」

今あなたは、こう思っていませんか?

実は、フリーランスエンジニアになるだけなら簡単にできます。

でも、ここが実は落とし穴
「フリーランスになる」と「稼げる」は別問題だから。

世の中にはフリーランスとして独立した瞬間から満足する人は多いです。

でも、あなたはそうなってはいけません。

あなたが独立する本来の目的は「稼ぐ」こと。
そしてキチンと稼ぐためには、明確な「戦略」が必要不可欠。

そこで今回は、稼ぐフリーランスエンジニアになるための戦略ともいえる「ロードマップ」を下記の構成で解説していきます。

稼ぐフリーランスエンジニアになるまでのロードマップ

  • 【マインド編】フリーランスエンジニアになる上で持つべき思考
  • 【準備編】フリーランスエンジニアの独立準備でやるべきこと
  • 【実践編】フリーランスエンジニアの仕事獲得手順
  • 【番外編】フリーランスエンジニアが長期で稼ぐために知るべき真実

今回お伝えするのは机上の空論ではなく「現役フリーランスである私が経験した事実」のみ。

この機会に稼ぐフリーランスになるまでの全体像を知り、キチンとした「戦略」を手に入れてください。

そうすれば、あなたは多くいる「ただのフリーランス」ではなく、少数の「稼ぐフリーランス」の側へ回れるでしょう。

【マインド編】フリーランスエンジニアになる上で持つべき思考

そもそも同じフリーランスでも、稼げる人と稼げない人に分かれるのはなぜか?

それは「根本的に考えが違う」から。

私は稼いでいるフリーランスに何人も会いましたが、全員に共通していることがあります。

稼いでいるフリーランスの共通点

  • 徹底的に現実主義
  • 感情より合理性を重視
  • 失敗前提で行動
  • 欲に忠実
  • 全てを疑う
  • 未来志向(過去・現在に執着しない)

上記はあくまで私の経験則ですが、ほぼ間違いないはず。

逆に独立の一歩が踏み出せなかったり、独立したのにあまり稼げてない人は見事に真逆のことをやっています。(基本姿勢が現状維持だったり、漠然と不安だから行動できないみたいな状態)

そのような考えを軌道修正せずに、焦ってフリーランスになっても稼げません。

まずは稼ぐフリーランスになるための考え方を知りましょう。
それぞれ重要なので必ず飛ばさずに、1つずつ見てください。

会社員とフリーランスはルールが違う

まず会社員とフリーランスは、やることが基本的にほぼ同じです。

なぜなら、両者の違いは「契約形態」のみだから。

ただ、だからといって会社員の考え方のままフリーランスになるのはマズいです。

ここで、会社員とフリーランスの「仕事の貰い手」を見てみましょう。

会社員・・・「会社」から仕事を貰う
フリーランス・・・「市場」から仕事を貰う

そう。フリーランスになれば一気に仕事の貰い手が増えます

だってフリーランスは「個人の事業主」ですから。

やることは会社員と変わらないにせよ、このルールにはいちはやく気付くべき。

正しいルールを知って初めて「正しい攻略法」も理解できるのです。

稼げるフリーランスエンジニアになるためのルールを知る

フリーランスに対する間違った思い込みは今すぐ捨てる

おそらく、この記事にたどりつくまでにあなたは色々な情報を目にしてきたことでしょう。

ただし、その情報の発信者がフリーランスですらなかったりと、ネット上にも沢山の間違った情報が散らばっているのが現状です。(私も独立当初は何が正しいのか分からなかった)

そして、間違った思い込みは「間違った行動」を招きます。

間違った情報を見るくらいなら、むしろ知らない方がマシ。

一方で、もちろん「知っておくべきこと」が存在するのも事実です。

それらは挙げればキリがないですが、まずは最低限「フリーランスになれる基準」「フリーランスになった後の生活」の2つを抑えましょう。

この2つを知ることで、独立前後でやるべきことはハッキリと分かるようになります。

フリーランスエンジニアになれる基準を知る

フリーランスエンジニアの実際の生活を解説

フリーランスで成功したいなら「失敗する人の逆」をするだけ

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし  - 松浦静山

これは私の好きな言葉ですが、負け(失敗)には絶対に原因があるということ。

それは同時に失敗を潰せば成功に近づくことも意味します。

フリーランスも同じで、独立に失敗した人の傾向を知り、その反対のことをするだけで稼ぐ確率は必然的に上がります。

ここはフリーランスとして稼ぐ上で欠かせない考え方なので、必ず覚えておいてください。

フリーランスエンジニアの失敗を防ぐ対策まとめ

» 【甘くない】フリーランスエンジニアで独立して失敗する人の特徴10選
» フリーランスエンジニアがクラウドソーシングの副業を選ぶべきでない理由
» 【経験を語る】フリーランスエンジニアはブランクを空けるべきでない話
» 【残念】クビを切られるフリーランスエンジニアに足りない3つの視点
» 【使えない】経験の浅いフリーランスエンジニアがスキル不足を防ぐ方法

フリーランスになるタイミングは早い方がいい

「フリーランスになるタイミングをいつにすべきか?」で悩む人も中にはいるかもしれませんが、結局独立するなら絶対に早い方がいい

はやく独立した分だけ、独立の難易度が下がり、今後の人生で受けられる恩恵もより多くなるからです。

下記の図をご覧ください。

人生に限りがある以上、はやく結果を手にした分だけ、より多くのものも手にします。
つまり決断内容が同じでも、得られる結果(価値)はタイミング次第で増減するということ。

だからこそ、今あなたが独立を目指すなら毎日危機感を持ち、ほどよく焦るべき。

ちなみに私の場合、独立の期限を強制的に決めていました。
その期限から逆算し、やるべきことも月間スケジュールとしてホワイトボードに書き出し、常に見ていたので毎日迷うことなく行動できていました。(この方法は目標達成する上で効果絶大です)
頭の中で「独立したいなぁ」と漠然と思っていても永遠に目標達成できません。
独立という目標があるなら「期限の設定」と「見える化」は絶対にやった方が良いと私は思います。

フリーランスになるタイミングについて解説

【準備編】フリーランスエンジニアの独立準備でやるべきこと

フリーランスエンジニアに対して理解を深めたとしても、行動しなければ全て無意味

まずは今できる独立準備を1つずつやっていきましょう。

独立準備としてやるべきことは沢山ありますが、あえて挙げるなら下記のとおり。

  • 事業用の銀行口座開設・カードの作成
  • 税務の勉強
  • 貯金
  • 引っ越し
  • 固定費の削減

もちろん全てやれとまでは言いませんが、私は全てやってメリットがありました。

独立準備における具体的なやり方・詳しいメリットに関しては下記で解説しています。

独立準備でやるべきことについて知る

【実践編】フリーランスエンジニアの仕事獲得手順

ある程度独立準備を済ませたら、案件獲得に向けて動いていきましょう。

といっても、あなたが自ら案件を探す必要はありません。

フリーランスエージェントに案件を提案してもらえば良いからです。
※エージェントの詳しい使い方に関しては【初心者向け】初めてフリーランスエンジニアになる時の「最初の仕事の探し方」をご覧ください

その場合、案件獲得の流れは下記のような流れとなります。

案件獲得までの流れ

①エージェントにスキルシートを提出する
②スキルシートを見た企業から面談オファーがある
③面談
④参画オファー&契約

見ると分かりますが、フリーランスの面談内容は転職時とほぼ一緒。

ただし、1つだけ異なるのは大体「1回の面談で合否が決まる」点です。
(つまり毎回の面談が1発勝負)

また面談時にはいくつか注意点があり、そこを意識するかどうかで面談の通過率は大きく変わってきます。詳しい面談時のポイントを知りたい方は【完全攻略】フリーランスエンジニアが面談を8割以上突破する方法をご覧ください。

【要注意】使うエージェントにはこだわるべき

案件を獲得する上で心強い味方のフリーランスエージェントですが、利用するエージェントだけは慎重に選びましょう。
» 【必見】フリーランスエンジニアエージェント4つの比較ポイント|知らないと搾取確定

というのも、フリーランスエージェントは下記のように数えきれないほど存在しており、どのエージェントを使うかで得られるメリットが変わるからです。
※例えば同じ案件でもエージェント間で仲介手数料が異なるため、単価が数万円違うのはよくある話

出典:みんなのキャリア

またエージェントの中には、

・報酬の支払いが異常に遅い
・営業マンの提案の質が悪い
・抱えている案件の母数が少ない

というところも多くあり、私も「使うだけ無駄だった…」という経験を何回もしました。

そういった経験から本音を言うと、世の中に存在する9割以上のフリーランスエージェントは使う価値が無いです。(多くのフリーランスエージェントが不要だと思う理由に関しては【害悪】使わない方が良いフリーランスエージェント7つの特徴【11社の利用経験から闇を語る】を見てもらえれば分かります)

※ちなみに、私は現在【厳選】フリーランスエンジニア向けエージェントおすすめ3社【登録必須です】で紹介している3社しか利用していません。(それ以外を使っても無駄だと気付いた)

【番外編】フリーランスエンジニアが長期で稼ぐために知るべき真実

フリーランスとして高収入を稼げたとしても、それが単月など瞬間的なものである限り継続的には稼げません。

また、フリーランスとしての本当の実力は月収や年収ではなく

・どれだけ長く、その月収を維持できているか?
・年々月収が右肩上がりで上がっているか?

にハッキリ出ます。

つまり「長く稼ぎ続けること」こそ、フリーランスとして最重要だということ。

では、フリーランスとしての収入を長期的に上げ続けるためには何が必要なのか?

これはシンプルに3つです。

長期的に稼ぐフリーランスに欠かせない3大要素

  • 営業力
  • 投資
  • モチベーション

営業力

フリーランスとしての寿命が終わる時。

それは究極的に言えば「仕事がなくなった時」。
言い換えれば「お客さんがいなくなった時」と言っても良いでしょう。

つまり、仕事が常にある状況を作り続ければ、フリーランスとして安泰だということ。

フリーランスが仕事を獲得するやり方は大きく分けて2つあります。

①エージェントに依頼する
②自分で営業する

最初のうちは、大多数がエージェントを利用して案件獲得するパターンがほとんどでしょう。

しかし、そのまま長い間、集客経路としてエージェントしかないのは「エージェント依存」の状態とも言えます。

もちろんエージェント経由でも単価が高い案件は狙えますが、自分で直接営業すると下記のメリットがあります。

  • 営業担当がいない分、自分で全ての交渉をコントロールできる
  • エージェント経由でコミュニケーションをとる必要がなくなる
  • エージェントの仲介手数料が無い分、単価を上げやすい
  • エージェント以外の集客経路が増えるため、精神的余裕が生まれる
  • 案件の幅が広がるため、スキルアップがしやすい
  • 自分で案件を選ぶため、案件のミスマッチがほぼ無くなる

そのため、長期的な視点からエージェント経由と並行して、徐々に自分1人で案件獲得する経験を積んでおいた方が良いです。

フリーランスエージェントの直営業に関して解説

​​カンレン:フリーランスエンジニアの利益率を20%伸ばす直営業の方法【ヒント:プッシュ+プル】
カンレン:フリーランスエンジニアは技術力と「営業力」を両方磨こう【全ては伝え方と交渉力で決まる】
カンレン:フリーランスエンジニアが「指名依頼」されるために意識すべき〇〇つのコト

投資

フリーランスエンジニアはどの現場でも基本的に即戦力として働きます。
つまり「過去積み上げてきた経験を切り売りしている状態」です。

では、その経験に価値が無くなればどうか?

当然、フリーランスとしての価値も激減します。

そうならないためには、日頃から「投資」の意識を持つのが大事。

投資と聞くと、株式投資などを思い浮かべるかもしれませんが、ここで言う投資とはもっと広い意味での投資です。

具体的には、下記ですね。

  • 技術投資
  • 事業投資
  • 金融投資

それぞれの詳しい内容や具体的なやり方に関しては下記の記事で解説しています。
» 【やらなきゃ損】フリーランスエンジニアがすべき3つの投資【真の安定を手に入れよう】

モチベーション

収入を上げたいと思ってフリーランスを目指す人は多いですが、そこだけにフォーカスしていると燃え尽き症候群になります。

下記のグラフをご覧ください。

出典:ダ・ヴィンチWeb「「年収」と「幸福度」の関係性。年収いくらあると幸せ?2倍になったら幸せなのか?」

ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授は、上記のように一定の年収を超えると、幸福度は一定のままであることを研究で証明しました。

つまり、フリーランスとして収入が上がっても、ある程度のところで幸福度は限界値に達し「これから何を目標に頑張ろうか…」という悩みに突き当たるということです。

フリーランスとしてのモチベーションが無くなれば、正直稼ぐどころの話ではないですよね。

そうならないためには、常日頃から適切なモチベーションが重要となります。

具体的なモチベーション管理の方法に関しては、下記を参考にしてください。
» 【やる気不要】フリーランスエンジニアのモチベーションは「仕組み化」で管理せよ

 

今回紹介したロードマップですが、全てを一気にする必要はありません。

大事なのは今回の内容を着実に理解し、1つずつ実行していくこと

「自分にできるかな…」って不安に思いましたか?

大丈夫、最初は誰だってそう思うのが普通ですから。(私もそうでした)

そして何より、あなたはすでに「フリーランスとして稼ぐ戦略」を手にしています。
その戦略とは例えるなら「地図」のようなもの。

あとはその”地図”に沿って進むだけです。

稼ぐフリーランスエンジニアになるまでのロードマップをもう一度確認する